60周年記念演奏会  -116-

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23日に、学生時代在籍していた合唱団の定期演奏会があった。創立60周年なので、1ステージを「現役・OB」で合同演奏するという趣向があり、これにも参加した。

最初のステージは、コンクール課題曲など3曲を集めたものだった。パンフレットに載っている詩は味わい深い詩なのだが、合唱曲としてそれを感じさせるのは、なかなかに難しい。演奏はまとまっていたが、やや不消化感が残った。

第二ステージは、冬にまつわる曲を綴る楽しいステージだった。最近の演奏会はこういったパフォーマンスを取り入れていることが多いということだが、サンタクロースがプレゼントを配ったりしていた。サンタ役がダブルカルテットで賛美歌をうたいはじめ、全員合唱につなぐ粋なこともやっていた。くだけた趣向というと、せいぜいセーターを着てうたう程度だった私たちの頃とは様変わりだ。

第三ステージはシューベルト。次が合同ステージだったので、舞台袖で聴いたが、殆ど破綻することなく、しっとりうたい上げていた。ファルセットへのつなげ方、低音の響かせ方などテクニックも、なかなかのもの。指揮は浦山弘三から音楽顧問を引き継いだ山口英樹だった。

第四ステージが合同演奏。「今で・・・ローセキは魔法の杖」「海鳥の歌」「富士山」「月光とピエロ」から5曲だった。124名が舞台にのったそうだ、当然迫力はあるけども、全員が声を合わせたのは今日がはじめてで、「演奏」としてはどうだったろうか・・?
今日の練習でも回数を重ねるごとにまとまっていっていたので、もう少し練習時間がとれていたら・・・と思った。細かいことを言わなければ、これだけの大合唱、うたっていて、それは気持ちよかった。

最後のステージは、千原英喜作曲『男声合唱のための「おらしょ、カクレキリシタン3つの歌」』だった。もともと混声合唱曲だったものを、今日のため男声合唱曲に編曲し直してもらったもので、本日がこの男声版の初演だった、これは素晴らしかった。団員のこの曲への思い入れがダイレクトに伝わってきた。

この曲を混声合唱で聴いたことはないが、これは男声合唱曲として名曲として残るのではないだろうか。楽譜が出版されたら、骨のある男声合唱団がブームのように取り上げる予感がする。音楽的なことはよく分からないけども、面白い要素がちりばめられた魅力的な曲だと思った。指揮は客演の向井正雄であった。

アンコールは、本日の指揮者が多いので、盛り沢山だったが、4回生(?)が舞台の一番前に並び、「奇跡」をうたったが、万感の思いでうたっているのが感じられた。
私の最後の定期演奏会の時を思い出して、チョッとだけ目が潤みそうになった。

思い返せば50周年時、合唱団員が20名を切り存亡の危機を迎えていた。それから十年、団員数は劇的な増加とまではいかないが、45名になっている。百数十名でがなりたてていた私たちの頃とは、まるで別のような合唱団に変貌している、一人一人の技量がかなりのレベルにあるようで、それは感心した。
12名が4回生(4年生)で、来年、少し心配だが、頑張ってもらいたいものだと願っている。

緊張の合同曲練習(テナー系)
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レセプション時の、向井正雄氏(中央・左)と千原英喜氏(右)。
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この記事へのコメント

2006年12月26日 12:22
お帰りなさい。
素晴らしい演奏会だったようですね。
このような活動を継続するのは、当然新しい人の力ではあるけれど、やはりOBのバックアップが必要ですね。
学生時代に部活に入っていなかった私(帰宅部)には、羨ましい限りです。
今後も若い人後押ししながら、己も楽しんでください。声を出すことは健康にも、凄く良いそうですので。
人生ゆっくり
2006年12月26日 15:42
ありがとうございます。
学生部長も来られていて、運営がうまくいっているクラブをみると、どれもが「クラブ員の熱意があり、指導者に恵まれ、OBが熱心にサポート」しているクラブだそうです。
2006年12月26日 19:17
年季の入った、本格的な趣味だったのですね。

「おらしょ、カクレキリシタン3つの歌」これは聴いてみたいです。うーん、なんか想像できます・・・・きっと素晴らしいでしょう。

トップのお孫さん?むっちりおてて 可愛いですね。
人生ゆっくり
2006年12月26日 19:42
それなりに・・ですね・・。「本格的」と言われると、チョッと恥ずかしいですけど・・。
そうです、すみません不肖の孫です、確かにムッチリしてますね・・。
2006年12月26日 20:48
おかえりなさい。
いい演奏会だったようですね。聴きたかったです。

合同演奏は、男声合唱の名曲中の名曲ばかりですね。
歌ってて気持ちよかったでしょうね!
男のひとにはわかんないと思いますけど、男声合唱はホントにハモりやすいんですよ。女声や混声ではこうはいかない。多少ピッチがあやしくても、不思議にハモった感じになるの、ほんとうらやましいです。

千原先生(面識はないけど)も来られてたんですね。
「おらしょ」は混声合唱で大ヒットしてますが、男声合唱の編曲もよかったみたいですね。楽譜が出たら即買わなくちゃ!

男声合唱は衰退傾向にあったんですけど、ここ数年、全国的に盛りかえしてきてるそうです。男声合唱の黄金期に大学生だった人達(人生ゆっくりさんとか?)が熟年(?)になって、もう一度合唱団を結成し、「お父さんコーラス」というジャンルを開拓しつつあるそうですよ。

ところで、人生ゆっくりさんのパートは? 第九ではバスっておっしゃってましたが、テナーの写真を撮ってるってことはバリトンですか?
人生ゆっくり
2006年12月26日 22:08
ありがとうございます。
「おらしょ」は本当によかったです。言葉が全然分からなくても迫力がある合唱曲というと「アイヌのウポポ」「コンポジションⅢ」くらいしか知りませんでしたが、この曲もそんな思いがいたしました。向井氏が「早く出版されたらいい」と言っておられましたが、多分、早々にそうなるのではないでしょうか・・と思います。
ピアニストの藤澤さんってご存知なのですか・・?  実に、「エトピリカ」一曲のための演奏で「何で来なければいけないのか」と言われつつ、でも、来てよかったと言っておられました。前のピアニストらしいですね。ただ、次に、またエトピリカをやるなら「もう少し速くお願いします」と笑っておられました、私らは、あれ以上だと・・(笑って、ごまかす・・)
山口新音楽顧問は、今、男声合唱は「冬」ではない、「秋」である、油断するとこれから本当の冬になるかもしれないと言っておられました。まあ色々と感じた楽しい一日でした。
あっ、そうそうバリトンです、音程には全く自信がありませんが、ハイバリトンで、大いに無理をして・・、つぶやけば・・、2.5オクターブ出ます。(ホンとかな・・)
2006年12月26日 22:33
おかえりなさいませ♪
お疲れ様でした。
すばらしい演奏会だったみたいですね。
おめでとうございます。
男性合唱、迫力ありそうですね。
バリトンですか…

ひらの混声ご存知の方、
いらっしゃいましたか?
素人ばかりでソナチネみたいな初心者ばかりの
団で、人生ゆっくりさんみたいな
お上手なかたがそろっている団とは
比べられません。
好きな人が一生懸命歌っている団です。
今後共よろしくです。
2006年12月26日 22:40
そうですか、「秋」ですか。わが徳島では、厳冬からようやくふきのとうの芽が出始めた感じなんですけど。(←さかんになったことがない)いつか春や夏が来るんでしょうか?

藤澤さんは、おもに関西圏で活躍されてる有名な伴奏ピアニストさんですね。ねこまっくは、ピアノ弾きでもあるので、勉強のために聴いておきたかったんです。

ハイバリですか、いいですね~。ねこまっくは、フィッシャー・ディースカウの影響でハイバリが一番好きです。テノールよりもバスよりも!
ところで、うちの合唱団、バリトン足りないんですけど(笑)
人生ゆっくり
2006年12月27日 06:16
ソナチネさん
枚方に住んでいる後輩です。あまりそちらの話はしなかったのですが、彼も何処かでうたっているのかもしれませんね。

ねこまっくさん
そうですか、足りないですか・・、あの料理の写真を拝見すると、心は大いに動きますけども・・。

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