故郷⑧ 「船通山」  -174-

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私の故郷・鳥取県と、島根県との県境に船通山(センツウザン)があります。比婆・道後・帝釈国定公園の一角です。道後山【-126-参照】とならんで、小・中学校の遠足で行くところで、とても懐かしい山です。
大きく枝を広げた「イチイの木」が山頂下にあります、この木では「世界一」の巨木だそうです。

私は、見たことがありませんが、古事記に、この山の名前が出てくるそうです。それだけ古くから知られた歴史上の山でもあります。
この辺りの土地は、神話の匂いがプンプンとします。

船通山は、例の「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」の伝説の地なんです。「須佐之男命(すさのおのみこと)」が大蛇を退治して、その尾から「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」が出てくるわけですが、山頂の石碑は、そのことを書いています。

あの神話の物語は発端は、川の上流から、箸が流れてきて、「誰かが住んでいること」を知るわけですが、この川の名前は「ひのかわ」となっているそうです。

この山付近を水源にした川は二つあります、鳥取県側は日野川となり、島根県側は斐伊川となります。斐伊川は、あの神話の国「出雲」に流れ込んでいますので、そちらが有力とのことですが、鳥取県人としては、日野川説をとりたいところです。

古来、この辺りは刀の原材料になる「砂鉄」の一大産地であり、八岐大蛇は、実は横暴極まりなかった砂鉄業者を意味しており、それを正義の味方が、こらしめにいったのだという説を聞いたことがあります・・。

下の写真は、町のHPから拝借したものですが、右の写真は山頂で何かイベントをやったのでしょうか、右上に(上の写真の)石碑がみえます。

神楽(かぐら)の「ヤマタノオロチ」がいますね、神楽は私の小さい頃、夜通しでやることがありました。初めて連れて行ってもらった時のことですが、子供ながら、この夜は徹夜でみるのだと、固い覚悟をして会場に行きました。

生涯、後にも先にもこの一回だけだったのですが、あろうことか・・みている最中に「じんましん」になってしまい、急遽帰宅、お医者さんに来ていただき注射してもらったという、残念至極な思い出があります。
今でも「神楽」の文字を見ると、「じんましん」を連想してしまいます。

写真左上は「イチイ」の木でしょうか、花は「カタクリ」ですね。最近は「カタクリ」の名所として人気が出てきているということです。
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この記事へのコメント

2007年03月30日 11:23
神話といい、古木といい、歴史を感じますね。
たたらで知られる安来の川奥に、大山白(ダイセンハク)椿の原木があるそうで、その名が付けられる前は、川奥の白椿とよばれていたそうです。
冠婚葬祭のときしか山陰に行かないので、一度ゆっくり訪ねたいと思ってはいるのですが・・・・
人生ゆっくり
2007年03月30日 12:45
最近は「奥出雲」ということで売り出しています。糸原記念館は一見の価値があると思いますし、「鬼の舌震」という景勝地もあります。
どうぞお出かけください。
2007年03月31日 16:10
 神話や言い伝えを知ると、ふるさとの懐かしさがひときわですね。
人生ゆっくり
2007年03月31日 20:54
そうですね、地元の話となれば、あながちウソでもないと思えます・・。
2007年04月03日 01:30
今回の記事は「へえ~」の連発でした。(←知らなさすぎ?)
ヤマタノオロチの正体、実は・・・という話、おもしろいですね。
伝説、神話の類はそういったものかもしれませんね。
それにしたって、神話になるほど、暴れまくっていたとは砂鉄業者、おそるべし!
人生ゆっくり
2007年04月03日 06:36
この話には何となく納得してしまいます。「船通山の下に砂鉄を採っていた『たたら跡』があること」「大量の土砂を川に流すので、下流の農民たちは困っていたはず」「八岐大蛇から名剣が出てきたこと」・・。
こういう類の話を思い浮かべることは楽しいことですね。
2008年01月28日 12:04
こんにちは~♪
砂鉄の産地ということと、天叢雲剣の伝承がスンナリと繋がりますよね~♪川が赤くなったりするのは、鉄が原因なのかもしれませんね☆鉄と血液もFeで繋がりますし・・・。
(=^_^=)
人生ゆっくり
2008年01月28日 17:21
コメントまでいただいて恐縮です。
簡単に行けるところではないですが、奥出雲の糸原記念館・・はいいところですよ。
こんな山の中に、「何故に」的なところです。

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