映画「のぼうの城」  -1182

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この映画について書かれた新聞記事によると、この映画は難産の末の公開だったそうです。
いったん流れた企画が小説のヒットで再開したのですが、津波を思い起こさせる凄まじい水攻めのシーンがあるため、公開延期になったそうです。

この映画の冒頭に、秀吉による備中高松城の水攻めのシーンがあります。堤防を築き、溜めていた水を一挙に決壊して満たす・・シーンは確かに津波を思い起こさせました。
備中高松城は、徐々に水を満たしていったと、私は思っていましたから、実際は、こうだったとしたら認識を改める必要がありますけど・・。

まもなく秀吉の全国統一がなろうとする頃、小田原・北条氏の支城としての「忍城」は石田光成率いる豊臣軍に攻められることになります。現在の埼玉県行田市あたりだそうです。

この城の城代は若い成田長親という実在の人物です。田植えなどの折に気軽にでかけ、領民からは「でくのぼう」ならぬ「のぼう様」と呼ばれ、親しまれていました。

豊臣軍は2万の大軍、長親が守る忍城には500人、戦いの結果は明らか・・。

字幕に「史実に基づく」とありましたが、この人物が実在し、実際に戦いがあったのだとしても、この映画のようなエピソードはなかったでしょう。
でも想像力を逞しくして作ったドラマは、本当に面白いです。

主役は野村萬斎・・、ナルホドこの役は・・、この人が最適任でしょうね。
そろそろ映画公開の終盤戦でしょうが、それなりに面白い映画ですから、よかったらご覧ください。

現在、私が住んでいる神奈川県北部は、当時、北条氏の支配下にありました。近くに津久井城址、八王子城址がありますが、いずれも北条方で、この映画と同じ頃に落城したようです。

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この記事へのコメント

  • ねこまっく

    原作の方を読みました。面白くって一気読みしてしまいました。映画も面白いでしょうね。
    原作のイメージから言うと、のぼう様はもっと鈍重で底知れない感じなんですが、映画の番宣を見てると「いいかも」と思いました。「陰陽師」でも思ったのですが、所作がハマっていて美しいのですよね。時代ものをやるにはこれって不可欠だと思います。
    2012年11月26日 01:36
  • 人生ゆっくり

    昨日、本屋で文庫本の最後をめくってみましたが、登場人物の「その後」が書いてありました。映画でも「字幕」で、それを述べていましたが、この映画は、原作に忠実に作ってあるのかもしれませんね。
    「鈍重」ですか・・、これは全く違いましたね、「軽薄」そのものでした。
    2012年11月26日 10:16

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