大林監督 -2015
大林宣彦監督が死去されたとのこと、残念です。
私の会社生活が佳境だったころは、忙しかったこともあり映画館には行っていませんでした。なので、映画館で大林作品の映画を観たことはありません。
その後のテレビ放映ではいくつか観ました。
「みずみずしい〇〇」という言葉がありますが、それらの映画には、そんな感想を持ちました。
「青春でんでかでん(?)」は、エレキギターに夢中になる若者の映画で、楽しい映画だったという記憶があります。
つい先日まで監督として映画を撮られていたそうですが、その最後の作品の公開予定日前後に亡くなられたそうです、残念なことだったでしょう。コロナが去った後の映画上映には、必ず行こうと思っています。
このところ追悼番組として大林作品がテレビ放映されています。先日の原田知世「時をかける少女」を観ました、題名は知っていましたが、こういう映画だったのですね。
原田知世の演技は正にそうなのですが、尾道のそれぞれの風景は吟味されていて本当に「みずみずしい」映画だと思いました。
「尾道愛」がいっぱいだった方のようですが、最近は意識して尾道を避けられていたとのこと。「観光開発」とか「地域振興」とか、といったことが原因だったのでしょうか‥(分かりませんけど)。
実は私も尾道が大好きです。
この写真を見て驚きました、山の左側に「お城」があるのですね知りませんでした。ホテルらしきものもあるようですが、昔、この場所には尾道友愛山荘というユースホステルがありました。
遠慮深く「一万ドルだか一千ドルだかの夜景」だとスタッフは言っていました。「百万ドル」ではないです、実につつましやかな「中国地方人(←わたしも)」でありました。
<テレビからの拝借画像です>↑↓
「時をかける~」にも、少しだけこの場所からの夜景が出ていました。
反対側には「しまなみ海道」↓があります。ここが四国に繋がる起点ですね、自転車道路が整備されているようで、それはグッドアイディアだったと思います。
それにしても、尾道は「山と海の間」の面積が狭いですね。
ロープウェイの下には「文学の小道」があります、下りる時は、ここを歩くのがお奨めです。
この町には、思いがけないほどの寺があり、しかもそれぞれが立派な寺です。
そして、あちこちに沢山の猫がいます、こんな町は珍しいと思います。
ちなみに東京の「高輪ゲートウェイ駅」近くの路地裏にも、同様に猫がいっぱいいます。「生活にユトリがあって住みやすい町」には「→猫」、ということでしょうか。
「東京物語」で瀬戸内海に帰ってからの名シーン↓、ここは尾道だったのでしょうか。分かりませんが、私には尾道のように思えてなりません。
大林監督の晩年は「反戦」に邁進されていたとのこと、戦争を体験された「こういう方」が本当に少なくなりましたね。
心から大林監督のご冥福をお祈りしたいと思います。
この記事へのコメント
景色のきれいさと初めてのミカン狩りと同じくらいのインパクトで、あの坂道に、買い物や郵便屋さん、宅配の方は大変だろうなと思いました。
坂のある街というと、長崎もそうですが、あそこも歩き回ると大変です。