人形の家 -2042
一週間ほど前、フト「弘田三枝子はどうしているのだろう」という思いが浮かんできました。これはホントのことです。
その時、同世代ですから、病気療養中ということもあるかも知れませんし、今も、私と同様、それなりに元気かもしれないなと思いました。
なので、この新聞の訃報欄には、正直驚き、少し気持ちが落ち込みました。
彼女は現役の頃、抜群の歌唱力でしたね。デビューの頃の歌いっぷりは、「心臓をわしずかみにされる」とう表現がありますが、殆どそんな感じでした。
その後の低迷の後「人形の家」で再起しました、名曲でしたね。
ある年、相模原市民会館でコンサートがあると聞き、徒歩で行ける独身寮に住んでいましたので、寮生5~6人を誘って行きました。
指定席は、最前列の中央でした。
ダイエット本を出した後の華奢なフォルム、化粧がやや濃いめながらの美顔、相変わらずの歌唱力、夢見心地でした。
大満足のコンサートの後、寮まで歩いて帰る間、純真無垢だった私たち、演奏会をふりかえりつつ、星空を眺めつつ無言でした(多分・・)。
「人形の家」のような曲を、上手な人はサラリと歌いますが、素人には難しいです。安易にカラオケのボタンを押されませんように・・。
合掌
その訃報欄になんと、オリビア・デ・ハビランドの名前があり、これも驚きました。洋画女優の訃報が、日本の新聞に載るのは珍しいでしょう。
「風と共に去りぬ」の記事は万感の思いをこめて先日、記事に書きました。104歳だそうです、天寿でしたね。
合掌
同年代に奥村チヨとか伊東ゆかりもいました。わが青春も遠くなったことを感じます。
それにしても、弘田三枝子は少し早すぎる死でした。
この記事へのコメント
実際のステージを観た演奏家の思い出は一入ですね。
懐かしいです。
私も 大好きな歌手のひとりでした。
元気で可愛らしい ミコちゃんが 一変
しっとりと 歌い上げた 人形の家 に驚いたものです。
もっと 歌を聞きたかったです。
昨今のピチビピチした歌手群、(私も嫌いではありませんが)、あまりに多すぎて、50年後にブログに書いてくれる人があるでしょうか。