テレホンカード -2071
岡本太郎図案のこのテレカは、どなたかに頂いたものです。無粋な注意事項の文言が印刷されていますので、かなり初期の頃のものではないでしょうか。
テレカが出現して本当に便利になりました。
私の学生時代、殆ど実家に電話することはありませんでしたが、どうしても必要な時は、下宿の前のパン屋のおばさんに頼んで、キーを回してもらい長距離電話をかけました。
やがて公衆電話で長距離電話をかけることができるようになりました。でも長距離電話をかける時は、事前の小銭の準備が不可欠でした。今も硬貨がカチャカチャと落ちていく音をよく覚えています。
百円硬貨の使用が可能になり、長距離通話する時は便利になりました。ただ百円未満の残数は返金しないとのこと、システム上で難しかったのでしょうが、どうみても「サギ」ではないかと思いました。
テレカではそんな不満が全くなくなりました、ともかく便利でした。やがてオモテ面に様々な意匠の写真が印刷されるようになり、収集マニアも出てきました。切手収集ブームと同様のパターンですね。
会社では、お近づきのプレゼントや、社内イベントでの副賞として重宝されました。結婚記念や退職記念、ホールインワン記念など、様々に使われましたね。
私も沢山お配りし、かつ沢山頂きました。本当だと「金券」同様ですから安易に扱うべきものではありませんでしたが、でもトコトン便利なグッズだったと思います。
上のテレカには「電電公社」という名前があります。かって電機メーカーにいましたが大のお得意先でした、その印象は、(公社様)「控えおろー」・・(わが社)「ハッハ・・」、という感じがあり、正直あまり好きな会社ではありませんでした。
その後、NTTというスマートな会社名になりました、最近のニュースでは「ドコモ」を吸収するそうです・・、どのようなメリットがあるのでしょうね。
手元に残っていた沢山のテレカは、NTTの電話料金支払いに使えるということなので、それで使用しました、この措置は好感をもちました。
記念切手が手元に沢山残っていますが、郵便局は返金してくれません、これはヒドイです。民営化しても「親方日の丸」体質は払拭されてないですね。かんぽ保険問題にも通じているのではないでしょうか。
先日「チケット買取屋」に行き、ついでに聞きました。
買取り価格「普通切手 ~80円」「記念切手 ~50円」となっていました、店員に聞くと「記念切手は、形が様々で大きいサイズもあったりして使いにくく、普通切手のほうが需要がある」らしいですよ、と話してくれました。
「絶対に価値があると思っていた【記念切手】・・可哀そうに」と思った次第です。
忘れえぬテレカです。
この会社の社長が「モンローファン」とのことで作られたとのこと、ある会でご一緒したメンバーからいただきました。
使用済みで穴をあけては、失礼ですので未使用のままで、今も私のお宝です。

こんなのもあります。
いろいろな「お付き合い」を思い出して懐かしいです。
これはパスネットカードと思いきや、テレカでした、小田急の人にいただいたと思います。
数日前の2階からの朝焼け
この記事へのコメント
ロビーのお嬢さんにも買ってもらいました。電電公社時代のテレカはプレミアムがついていた時代がありましたが、今はどうでしょうか?
タレントのカードも人気がありましたね。
ホールインワンカードや、退職時の謝礼カードなどが配られましたが、今は携帯、スマホが普及し、公衆電話を使う機会が全くなくなりました。でも震災などで電話が不通になったときは、公衆電話が最初に復旧するそうですから、財布の中に1枚はいれておきましょう。
いまも使えるのが、特にいいですね。
こんなスタンスで企業はやって欲しいと思います。