映画「Fukushima50」 -2032

東日本大震災で福島第一原発が崩壊した時、原発内に残り、その対策に奮闘した50人を描いた映画です。この映画も3月公開ですが、今も一日一回上映してくれています、有難いです。 東日本大震災は未曾有の大災害でした。特に津波に関係した死亡者・負傷者が多かったのは不幸なことでした。津波は原発も襲いました。想定を超える津波の高さだったとしても、実際にこんな事態になったのですから、関係者は猛烈に反省して欲しい…

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映画「パラサイト」 -2031

この映画はアカデミー作品賞を受賞した映画で、絶対に観ようと思っていましたが、突然のコロナ騒動⇒休館となりました。近くの映画館も再開して、3月公開の、この映画も一日一回だけですが今も上映しています、こういう配慮は嬉しいです。観た後の気持ちは、なかなか複雑なものがありました。 前半の映画の展開は、ともかく楽しいです。 貧しい一家(写真の外側の4人)は、半地下の家で暮らしています、韓国にこういう住…

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風と共に去りぬ -2030

私が、これまで観た映画の最高傑作は「風と共に去りぬ」でした、実に感動的な映画でした。この映画を観るたびに思いますが、1939年制作なのですね。昭和14年、太平洋戦争の前です。このように見事な「カラー」で名作映画を作ったアメリカを、数年後、日本は攻撃します。このことだけをみても「無謀な戦争」だったように私は思ってしまいます。 この映画は「4時間もの長時間」の映画です、「途中休憩」がありますが、全…

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大林監督 -2015

大林宣彦監督が死去されたとのこと、残念です。私の会社生活が佳境だったころは、忙しかったこともあり映画館には行っていませんでした。なので、映画館で大林作品の映画を観たことはありません。 その後のテレビ放映ではいくつか観ました。「みずみずしい〇〇」という言葉がありますが、それらの映画には、そんな感想を持ちました。「青春でんでかでん(?)」は、エレキギターに夢中になる若者の映画で、楽しい映画だっ…

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映画「リチャード・ジョエル」 -1995

クリンスト・イーストウッドだと大好きな監督ですから、最近は必ず映画館に足が向きます。「映画・リチャード・ジョエル」は、現在の「ネット社会の恐さ」だけでなく、フトしたことで「間違った方向に進んで、考え直すことはしない」現代社会を鋭く糾弾しています、状況は全てが理不尽です。 野外コンサート会場で警備担当をしていた、真面目そのもののリチャードは、ベンチの下に置かれていた爆発物を発見し、自らの危険を省…

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寅さん映画 -1990

映画のタイトルは「男はつらいよ お帰りとらさん」です。見終わって、しみじみと静かに感動を味わいました。このチラシに「ただいま」とあります、「お帰り」の気持ちを体中にため込んで映画館に行きました。寅さんの映画が終了して、22年ぶりの50作目の新作です、こんな映画は前代未聞ですね。 今回の映画は、作家になっている満男(吉岡秀隆)と、今はフランスにいて国連高等弁務官事務所に勤務する「泉」(後藤久美子…

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映画「カツベン !」 -1984

無声映画時代の「弁士(成田凌)」を中心においたドタバタ喜劇です。ドタバタですけど、監督が周防正行ですからユーモアにも「洒落っ気」がありました、楽しい映画でした。 出演の俳優陣も多士済々、こういう監督には、スターが集まってくるのでしょうね。仲間の弁士に高良健吾・長瀬正敏、館主夫妻の竹中直人・渡辺えり、狂言回しの警官役に竹野内豊、その他、小日向文世・山本耕史・池松壮亮、女優陣は黒島結菜・井上真央・…

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映画「閉鎖病棟」 -1978

私にとって7月以来の「映画」です。この間に強烈に観たいという映画がなかったこともありますが、何かと気ぜわしい用事があり映画に目が向きませんでした。この映画の上映も、そろそろ公開が終わりの時期でしたので、観客は5名だけでした。 絞首刑のシーンから映画は始まります。ところが、何ということでしょう、手順通り死刑が執行されたのに、死刑囚は死亡してなかったのです。 今、とある病院の精神科病棟で彼(笑福…

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映画「空母 いぶき」 -1938

毎年この時期は、観たいと思う映画が少ない時期です。 アカデミー賞を狙うには、それなりの効果的な公開の時期があるようで、そんなことで、この時期、ややかったるい映画が多いのではないかと私は思っています。 ところで・・この映画です。 日本の自衛隊は、「専守防衛」の定義を曖昧にしたまま、「空母 いぶき」を保持しています。護衛艦4隻を従え、訓練で小笠原近海を航行中です。 ところが何と国籍不…

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映画「グリーンブック」 -1911

この映画チラシ、「大本命」の表記は、それなりの自信がある映画なのでしょう。でも同様な表現をしながらも、期待を裏切った映画が、これまで沢山ありました。 ところが、この映画は見事にオスカー作品賞を獲りましたね。 封切り後、かなり遅くなりましたが、行ってまいりました。 いい映画でした。 トランプ大統領の人種差別的発言などが横溢する中、「人種差別の深刻さ」を茶化しているような映画…

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映画「運び屋」 -1908

年齢が年齢ですから、多分、クリント・イーストウッドの最後の監督・主演作品となるでしょう。 それにしても工夫のない、実にダサいタイトルです。あえて、そうしたのかもしれませんが。 イーストウッドは高級百合の栽培業者で、外ずらはいいのですが、娘の結婚式も忘れるほどの家庭を顧みない男です。 インターネット社会に乗り遅れたらしく、やがて花栽培は行き詰まり破産します。 そんな時、「い…

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映画「あの日のオルガン」 -1904

戦争中の「学童疎開」の事実は、よく知っていますが、保育所・隣保館の集団疎開があったとは‥知りませんでした。 戦争末期の1944年、東京のある保育所の保母たちは疑問に感じます。「学童が疎開しているのに、ここの園児たちには、そのような配慮がない、このままでいいのだろうか。」 そこで園児疎開を親たちに提案します。 学童ですら疎開出発の時泣き叫ぶ・・のに、おさな子が親と離れて暮らせるわ…

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映画「七つの会議」 -1897

池井戸潤原作の企業もの映画です。 楽しみですよね。 野村萬斎は中堅メーカーの「グータラ」万年係長、部長の香川照之と同期というのですから、これまでの経緯には、いろいろとあったことでしょうね。 野村は突然、上司の片岡愛之助によるパワハラを訴えます。片岡は年下ですが、営業成績抜群の課長でしたので、その処分には驚きが広がります。 大方の予想に反して、片岡左遷、野村そのまま、何か「…

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映画「マスカレードホテル」 -1892

東野圭吾原作です、面白くないわけがありません。 映画の内容も、かなり凝ったものになっています。 テレビドラマだと主役級の俳優が次々に登場します、贅沢です。こんなチョイ役でも「映画」には出るのですね。 キムタクは優秀な刑事のようですが、癖が強いのがやや難・・。次の殺人事件が起こると推測された豪華ホテルのフロントマンとして配置されます。 長澤まさみは、フロント業務の「指導役」です…

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映画「人魚の眠る家」 -1871

原作は東野圭吾です、それだけで映画館に足が向きます。 監督は堤幸彦です、期待出来ますね。 篠原涼子は、最近「好きな女優のひとり」になりました。決して上手な俳優だとは思いませんが、ある種の存在感があり、女性としてとても「魅力的」です。 今回は役柄上、薄めの化粧でしたが、この人キチンと化ければ、とてもキレイで、スタイルは抜群です。 篠原涼子と西島秀俊の夫婦は、離婚協議中で別居している…

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映画「ビブリア古書堂の事件手帖」-1866

黒木華は鎌倉の古書店の女主人で、かなりの「古書オタク」です。高校生の妹と二人だけで暮らしています。 無職の野村周平は、小さい頃に受けた「祖母の仕打ち」からのトラウマから、本を読むことは全くの苦手です。 その祖母が残した『漱石・それから』に、怪しげな漱石自筆サインがあります。 この本に差し込まれた栞に「ビブリア古書堂」の文字があり、訪ねます。 黒木華は、その鋭敏な直観力・洞察力…

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映画「散り椿」 -1854

久しぶりの、しかも時代劇の映画でした。 原作者の名前は、よく知りませんでしたが、木村大作監督の名前には馴染みがあります。 「剣岳・点の記」の監督ですが、元々はカメラマンで、黒澤明「椿三十郎」などを撮った人ですね。 この映画、なにやら藤沢周平のムードがただよう映画でした。 ストーリーは複雑ではないです。 どうしてモントリオール映画祭で「何とか賞」をとった・・のか全く分かり…

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撮影協力  -1839

民放のドラマでは、最後に「撮影協力」というテロップが流れてきます。 私はドラマは録画しておき、CMをとばして観ることを常としています。 そして「撮影協力」のテロップが出てくると、一時停止にして、じっくり観ます。 やはり「あのシーンは〇〇公園だったのか」「あの滝は~」「あの山は~」「ほほー、あれは〇〇大学構内だったのか~」、確認したり想像するのは楽しいです。 相模原市にもフィル…

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映画「空飛ぶタイヤ」 -1832

池井戸潤の原作は180万部売れたそうです、ウンと気合を入れつつ、期待を込めて映画館にいきました。 トラックから脱輪したタイヤが飛び跳ねて、子供の手を引いて歩道を歩いていた女性を直撃します。 警察や自動車メーカーの調査の後、「整備不良」と結論づけられます。 運送会社社長の長瀬智也は、その運転手や社内の整備部門を確認していく中で、整備不良ということはありえないと疑問を持ちます。だん…

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映画「万引き家族」 -1829

高層ビルに囲まれた古ぼけた家に、奇妙な家族が住んでいます。 一家はとても貧乏のようで、唯一の安定した収入は樹木希林の年金だけのようです。 年金だけでは足らず、それを補っているのは、リリーフランキーと息子がタッグを組んで実行する「万引き」、安藤サクラのパート、安藤の妹か娘らしい松岡茉優は、やや怪しげな「JK店」で働いています、まぁカツカツの生活でしょう。 そこに結果的には「誘拐」…

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映画音楽 -1828

以前のこのブログで、映画のタイトルは、もう少し「頭をひねって」洒落たものにして欲しいと書きました。 ひところ流行った英語のタイトルをカタカナにしたものは少なくなって、これはよかったと思います。 映画の楽しみに「映画音楽」があります。最近、これが話題になることは無いですね。最近は、あまり重要視されていないのでしょうか・・。 「シン・ゴジラ」では、伊福部昭の「あのテーマ曲」が響いてきて…

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映画「ペンタゴン・ペーパーズ」-1821

「文書はなかった」「見つけることができなかった」「再度調べたら見つかった」「実は1年前に見つかっていた」「文書を改ざんしていた」 国会での、このようなやり取りには正直、幻滅し、やりきれなさを感じています。 保存文書について、この映画の中で、その意味を明確に語る場面があります。 「今は影響が大きいので公表できないが、ずっと後に検証するために、ありのままを書き残す」 何といっても「国家最…

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映画「シェイプ・オブ・ウォーター」 -1814

今年のアカデミー賞「作品賞」「監督賞」を獲得した映画です。 昨年の受賞作「ラ・ラ・ランド」は、意外に面白くありませんでした。今回の映画も随分と奇抜な内容だそうなので、かなり割り引いた「期待」で出かけました。 観終わった時の思いは、やはり「ウーン・・? 」でした。 時は米ソ冷戦時代、舞台はアメリカの「極秘」研究所、研究所といいながら薄汚れた雰囲気です。そこで働く二人の女性清掃…

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映画 2本  -1810

このところ映画を観ていませんでした。 ただ「観たい映画がなかった」だけのことですが、こにきて「観たい映画」が、次々と封切りされています。 先ず「空海」、中国人監督による映画です。 「空海」役は、染谷将太です、どうみても「軽い」雰囲気です。あの偉大な空海を、こんな俳優が務まるのかいな、と不安いっぱいで映画館に出向きました。 原作者・夢枕獏は、時々、妙に真面目(?)な物語を書きま…

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映画「アウトレイジ最終章」 -1772

皆さんのところは、台風、大丈夫でしたでしょうか。 当地にも珍しく避難勧告が出ていたようですが、風雨は強かったものの、特段の被害はなかったようです。 衆院選、下馬評通りの結果でしたね。この結果の理由は容易に分かりますが、ともかく「政治」少しでも良くなって欲しいです。 この映画、北野武監督の最新作です。 シリーズ第三作目の映画ですが、前二作はテレビで観ていて、映画館で観たのは今回が初…

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映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」  -1768

時は1980年、何か古い時代のようにも思えますが、私にとってはバリバリのサラリーマン時代でしたから、思い出も明瞭で、そんなに昔という感覚はありません。 ナミヤ雑貨店の主は西田敏行です。まもなく封切りになる「北野武/アウトレイジ最終章」では、暴力団花菱会の大幹部で、それは恐ろしい役柄ですが、この映画では天使のようなオヤジです。 シャッターが閉められた後、雑貨店の郵便物受けに、様々な相談…

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映画「三度目の殺人」 -1764

私には「この人の監督作品」だったら、なるべく観ようと思っている人が何人か、います。 是枝裕和監督も、その一人です。 この人の映画は、総じて暗いですし、笑うところもありません。そもそも映画を観た後に、「おまえは、この映画を完全に理解できたのか」「本当のところ・・分かったか」と問われると、正直、返答に自信がないことが多いです。 映画だろうが合唱(?)だろうが「楽しいのが一番」という…

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映画「家族はつらいよ 2」 -1747

山田洋次監督で、芸達者な出演者陣が、まじめに喜劇を演じます、当然のごとく「楽しい映画」でした。 住宅地での、孫たちも入れると8人同居の大家族というのは、都会では、あまりないと思いますが、それだけの人数がいますと、様々な物語が紡がれていきます。 前作は老夫婦(橋爪功・吉行和子)の「離婚騒ぎ」の物語でした。今回は橋爪の「運転免許返上」問題に絡めた「笑い」かつ「ジーンとくる」映画でした…

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映画「たたら侍」 -1744

写真は「この映画」と「島根県」がコラボした広告のようです。 新聞の全面広告・・随分と思いきったことをやったものです。 島根県は全面的な支援をしたようです、映画館ではなかなか充実したリーフレットを手渡されました。この映画の紹介なのですが、観光案内に見えなくもありませんでした。 このリーフレットには『映画「たたら侍」支援自治体連絡会』の文字もありました。 私は「たたら」という文字に惹…

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映画「追憶」  -1740

いろいろな意味でレベルが高い「いい映画」だったと思います。 出演者が先ず「いい」です。 岡田准一、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤さくら、それに吉岡秀隆、脇役陣も芸達者が集まっていて豪華でした、監督が降旗康男だったが故の出演だったのでしょうね。 富山の海辺にある小さな喫茶店で殺人事件が起こります。「ゆきわりそう」という店です。 その場に子供が三人いました、25年の時…

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