ドキュメンタリー  -820-

我が家も、最近「地デジ+ブルーレイ」となりました。
画面がキレイなのは当然ですが、録画が簡単で、ついつい予約設定してしまいます。

先日NHKで「ドキュメンタリー優秀作」の特集番組がありました。
それぞれの番組に感動しました。

↓獄中での遺品でしょう・・。
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「永山則夫事件」は、私の青春時代と並行していますから、かなり「よく知っている」事件です。
場所を転々としての、無差別な「4人」もの殺人、今なら言語道断の「死刑」判決です。
この番組をみて、「知ってる」つもりだった永山則夫という人物・・、殆ど「知らなかった」ことが分りました。

一審「死刑」、当然だと思いました、ところが二審は「無期懲役」・・、何故だろうか・・と思った記憶があります。
当時、割合、新聞を丁寧に読んでいたと思うのですが、そういう疑問を解消させる記事は、なかったように思います。

このドキュメンタリーを観ると、19歳時の殺人後、永山には、様々な心の動きがあったのですね・・。

刑務所の外に住んでいる女性と結婚したということも知っています。この女性・・何故にと思いましたが、この番組で、ナルホドと納得しました・・。

極貧の家庭に育ったこと、母親に遺棄されたこと、当然に勉強などしたことがないこと・・。
獄中では、マルクスを初めとして何千冊もの分厚い本を読破したこと。
後日、出版した本の印税を遺族に渡そうとしたこと。遺族の中では、その印税を受取る人と、受取らない人がいたこと・・、いろいろと知らないことが多かったです。

この番組には、正直、心を揺り動かされました。
こんな番組を作ってくれる限り、何が何でも受信料を払いたい気持ちです・・。

永山は出す手紙はカーボンを敷いて書いていたそうで、手紙のやりとりを辿るのが、全て可能だったそうです。その膨大な手紙を丁寧に解きほぐしたいい番組でした。

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「死刑」については、私は賛成です。やはり被害者の無念、遺族の気持ちに、どうしても思いがいってしまうからです。

でも、番組をみて考えてしまいます。このような心境に至った人まで死刑にしなければ、いけないか・・、難問ですね。
本人への死刑は執行されました、そのニュースは、私もみました。そのニュースをみた時、私には何の感慨もありませんでした・・。

この記事へのコメント

2010年07月03日 12:28
少し気になっていましたがみるのを忘れました。受信料を払い続けたくなるほどの佳作だったようで、いい作品をみられましたね。こういう番組を作らせるほどの、「永山則夫」という人だったのでしょうか?
私はずるいですが、賛成とは言いたくありません。でも賛成かも知れません。
きっと再放送があると思います。トシのせいかしんどくなるような番組が苦手になりました。
いいお話を読ませていただき、有難うございました。
人生ゆっくり
2010年07月03日 23:00
この特集番組が再放送ともいえるので、更なる再放送は・・ないかもしれませんね。
永山則夫という人物がなかなか魅力的・・ということもありますが、この「番組」の出来が、素晴らしくよかったことに・・感銘を受けました。
この番組の後半は、獄中の永山と結婚し、「差し戻し審」の後、離婚させられた女性が、淡々としゃべるシーンが続きます。彼女は、カメラの方には、殆ど向きませんし、時に、涙をこらえているように、上向きでしゃべります。カメラは、その表情に、非情までに直面します。
この番組を作ったプロデューサーは、女性だそうです。そうでしょうね・・。
2010年07月09日 18:21
だいぶ前に同じような番組をみました。
アジアの貧しい子供たちが、自分のように無知のために犯罪をおこさないようにと、印税で子供たちを教育する基金があったように思います。
その番組を見て、死刑の許可をした法務大臣はバカだなーと思いました。生かし続けて、基金を充実させたほうが、世の中のためになるのにと・・・死刑制度は賛成ですが、真人間になった人を死刑にするのではなく、反省していない人を死刑にして欲しいと思います。死刑にするなら事件直後に、改心した人を死刑にするのはかわいそうです。死刑執行人のことを書いた本など読むと、見事な死を迎える死刑囚がいて、矛盾を感じます。
人生ゆっくり
2010年07月10日 06:37
なかなか難しい問題ですね。
誰が見ても罪を悔いていることが分る犯罪者、一方で、全く反省する態度がない犯罪者・・。
こういう両極端の人については、考えを決めやすいのですが、多くの死刑囚は、その中間にいるのでしょうから・・。
本当に、難しい問題です。
2010年07月12日 13:21
TVの番組は気になっていましたが、結局見ませんでした。でも、少し前から「永山則夫」が気になっていて、こんど著作を読んでみようかと、思っていたところでした。そんなによい番組なら、見ればよかったと、ちょっと心残りです。
今回の参議院選挙で、死刑執行をしない法務大臣が落選しました。これから、どうなるでしょうか。死刑が確定している人は、執行すべきと考えています。
人生ゆっくり
2010年07月12日 16:32
私は、ドキュメンタリーの「何とか大賞」をとったという、この番組に感激しました。
死刑というのは、切ないところもあり、西島秀俊主演の映画を観た時にも・・いろいろと思いました。
「落選」法務大臣は、わが神奈川県です。死刑反対については主義主張があってよく、それはそれでいいのですが・・。
であるなら法務大臣に「なるな」・・と私も思いました。

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