女医第一号  -1320

先日のテレビでも取り上げられましたが・・。

世間で有名でも、私が知らないことは・・、当然に沢山あります。私が、この人の名前を初めて知ったのは、この本です。
前にも記事にしたことがあるかもしれませんけど・・。
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医師でもある渡辺淳一が描く、「日本初の女性医師」の物語というのですから、これは興味がありました。
そして期待を裏切られることなく、読後ズシリとした感銘を受けました。
この文庫本、先日、書店でカバーの絵が変わっていたのをみかけました。今も売れているのですね、それは納得できます。

その人の名は荻野吟子、本当に有名なのですね。
以前、上野の国立科学博物館に行った時、北里柴三郎や南方熊楠などの写真に並んで、この人の写真も掲示してありました。
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先日のNHK歴史秘話ヒストリアにも、この人が登場しました。
とりあげられていたエピソードは、「花埋み」に書かれていたことと相違がありませんでした、事実に即して書かれていたのでしょう。

明治初期に「ただ一人の女性」として医師を目指すのですから、これは少し考えただけでも、その大変さが想像されます。
医師の資格を取得した後は社会運動などにも参画し、順風満帆と進んでいきますが、何と10歳以上も年下の男性の理想主義に強く共感し、北海道の開拓にいどみ、そして塗炭の苦しみを味わうことになります。
この人にして・・、後年の物語の推移には、何とも切ない気がします。

等々、云々・・、誠に波乱万丈の人生です、いたのですね、こういう女性・・。その人生に対しては感慨深いものを感じます。
現在でも評価されているらしい、その「生きざま」は、本当に見事だったと思います。
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この方の写真は、この一枚だけなのでしょうか、美しい女性ですから、もっと他の写真が残っていても・・と思うのですが・・。

この記事へのコメント

アールグレイ
2013年12月04日 06:52
20代から30代にかけて、夢中になって渡辺淳一を読みました。「花埋み」も読みましたが、大まかなことしか覚えておりません。荻野吟子さんはどれほどの覚悟を思って女医を目指したのでしょう。現代でも男性社会で活躍している女性たちに、ご苦労を思い、秘かに拍手を送ります。ヒストリアは時々みます。
人生ゆっくり
2013年12月04日 09:49
事実を背景とした物語で、しかも小説家がウマイとなると、面白い小説ができますね。
ただ科学博物館に写真が掲示してあったのは、正直、驚きました。
ぴあの
2013年12月05日 21:57
小説で読んだのか どうしてか記憶にはないのですがご自身が患者として、女性として男性医師から屈辱的な治療を受けられた・・・という事を鮮明に覚えています。
すごい人がおられるものですね。
人生ゆっくり
2013年12月06日 09:03
その出来事が、医師を目指す一つのキッカケになったと、先日のテレビでもいっていました。
いろんな分野でも、こういう人がおられたことでしょう・・。

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